千雨と蟻と小銃と 39-1


 ぐちゃぐちゃとカレーのルーとライスをスプーンでかき混ぜる。力が入りすぎているのか、皿に当たってカンカンと無闇に大きな音を立て、その度、近くの席でうどんを食べていた年配の署員が眉尻を小刻みに震えさせた。
 彼は我慢するつもりだった。しかし残り後一口と行った所で堪忍袋の緒が切れた。うどんを口に運ぼうとしていた手を止める。
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