千雨と蟻と小銃と 20-3


 一辺が十メートルほど、高さが四メートルぐらいで一角がパーテーションで区切られいる空間。
 超鈴音は部屋の真ん中に立ち止まり、ある一点を見ていた。
 部屋の片隅コンクリートがむき出しで寒々しさを誇張する色調の中、超が見ている所だけ壁紙の変わりに白いカーテンがひかれ、特殊な機材が置かれ写真スタジオとかしていた。
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千雨と蟻と小銃と 20-2


「食事の時間ってまだだろ?」
 脱線したが長谷川千雨はここに呼ばれた理由を知らなかった。
 千雨は椅子に腰掛け、テーブルの上にあるつまみのチーズを口にし、まだ栓の開いてないボトルに手を伸ばす。彼女は未成年だが、この場にいる誰もそれについて注意することはなかった。

百回更新をおこなって

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 オギカド カヤです。
 とうとう百回目の『千雨と蟻と小銃と』更新となりました。すべてをあわせると百回は超えているんですけど、メインはこれなので。
 百回ですか……。感慨深い物があります。予定ではすでに学園祭に入っているはずなのですが、伸びに伸びてますね。それにしてもここまで続けられるとは思ってもいませんでした。これもひとえに皆さんのおかげです。これからも頑張っていこうと思いますのでよろしくお願いします。
 最後に簡単ですが感想、拍手、ご指摘ありがとうございます。あと直接的な記述はありませんが結界は復旧しています。

麻帆良外典 ~真・女神転生before~ 受胎編 第一章ノⅡ



 第一章 悪魔召喚プログラムⅡ 遭遇


千雨と蟻と小銃と 20-1


 威力偵察から一夜明け、表面上はなにごともなく、放課後になった。
 晴れ渡る空を供に、容赦なく夏の日差しを振り撒く、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルの別荘。
 そこで真っ昼間からアルベール・カモミールは酒を飲んでいた。
 杯を交わすのは、チャチャゼロ。木製の彼女はなんの憂いもなくグラスに注がれたワインを飲み干していく。

千雨と蟻と小銃と 19-8


「もうそろそろ大丈夫そうですね」
 アルビレオ・イマが壁に映し出された光景を見ていった。
 長谷川千雨達一行はすでに転移魔法で姿を消し、ドラゴンの拘束はすでに解かれ、巣に戻ったのか広場にはいない。
「ネギ君」