千雨と蟻と小銃と 19-7 2009/02/26 18:43.12 カテゴリ:千雨と蟻と小銃と コメント:1件 トラックバック:0件 長谷川千雨は絡繰茶々丸と空を飛びまわりながら、ドラゴンと銃撃戦を繰り広げていた。 ドラゴンは二十メートルを超える巨体を急旋回させ、被弾を最小限にしつつ、炎を吐いて反撃してくる。『マクダウェル』 千雨はドラゴンの攻撃を余裕で避わしながら、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルに連絡を入れた。 続きを読む スポンサーサイト
千雨と蟻と小銃と 19-6 2009/02/19 18:14.35 カテゴリ:千雨と蟻と小銃と コメント:2件 トラックバック:0件 「さて、それではそろそろ起こしますか」 アルビレオ・イマはわざわざアナセスにそう語りかけると、眠っているネギ・スプリングフィールド達を起こしにかかった。彼らは深い眠りについていた。今までの会話も耳に届きこそすれ、理解は出来ないでいるだろう。 アルビレオ・イマは優しく彼らの肩を一度ずつ揺すっていく。 続きを読む
千雨と蟻と小銃と 19-5 2009/02/12 21:14.08 カテゴリ:千雨と蟻と小銃と コメント:3件 トラックバック:0件 「ここは一体どこなの?」 アナセスは周囲を見渡す。ネギ・スプリングフィールド一行は落とし穴に落ちてから幾許もしない内に気を失った。落とし穴には魔法がかけられてあった。それが作動し皆は気絶させられ、最後にはここに転送された。ただアナセスにはこの手の魔法は一切通用しないため、難を逃れる事が出来たのだった。「それよりも先に聞くことがあったの。どうしてここにいるの?」 続きを読む
千雨と蟻と小銃と 19-4 2009/02/05 18:14.10 カテゴリ:千雨と蟻と小銃と コメント:1件 トラックバック:0件 日曜日、午前九時四十五分。 綾瀬夕映は長谷川千雨が出てくるのを待つ。転落防止用の手摺に背を預け、手にした哲学書を読んでいる振りをしている。その表情は非常に眠たげであった。 夕映は一睡もしていなかった。近衛木乃香と一晩中、魔法の練習をしていたのだ。 木乃香は魔法使いとして第一歩を踏み出すことが出来た。木乃香の知る魔法は「火よ灯れ」だけだが、それは習得したといってもいいだろ。 続きを読む