六十回更新をおこなって

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 拍手、コメント、誤字指摘、ありがとうございます。
 誤字、直しました。ただ、ちゃんと直せたと自身を持って言えない。オギカド カヤです。あきらかに推敲が足りません。
 こんな私が書く二次小説ですが、これからもよろしくお願いします。
 あと、京都編以降も続きます。来月中には京都編は終わらせれると思います。
 
 
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千雨と蟻と小銃と 14-2


 長谷川千雨は凝視されながら籠に浴衣を入れた。
 見ているのはエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルだった。観察しているのが有り有りと分かり、それを隠そうともしていなかった。
「それはなんだ。ただの治癒魔法ではないだろう」

千雨と蟻と小銃と 14-1


 少しの間、気を失っていた為、極わずかだが回復したのだろう、全く動かないが、気持ち身体もマシになったような感じがした。そしてふと思ったことは、自分がなぜこんな所に放置されていたのかだった。
『おい、気を失ってからどうなったんだ』
 長谷川千雨は聞かずにはいられなかった。下手をしなくても長瀬楓と綾瀬夕映に木櫃菜奈の死体を晒す事になる。

千雨と蟻と小銃と 13-8


 炎に囲まれて外界と完全に遮断されて、数十秒がたった。
『アナセスどうなってるかわからへんのか?』
『端末に電波が届かないの。速く復旧して欲しいの。不味い事になるの』
 アナセスの念話が常人でない焦りを千雨たちに伝える。

千雨と蟻と小銃と 13-7


「どうしたの!? 朱鳥」
 治療しながら木櫃菜奈の視線の先には、未だに蹲った津高朱鳥がいた。
「なにがあったの」
 菜奈には彼が苦しんでいる原因が解らないでいた。彼女から見る彼の姿には傷一つ無かったからだ。自分のうけた腕の傷の方が重症である。

千雨と蟻と小銃と 13-6


 長谷川千雨の笑みが深まるにつれて、殺気の濃度が濃くなりだした。
 木櫃菜奈はすました顔で殺気を受け流しながら、先程と同じ質問に対する答えを求めた。
「貴方、本当にフィフィア・フェルディナンド本人じゃないの?」
「そんな訳ねーだろ、ババアの全てを受け継いだけどな。私は私だ。寝惚けた事言ってんじゃねーぞ」